Backrooms: Escape Together
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作品の素性
薄黄色い壁。湿った絨毯。蛍光灯のノイズ。インターネット上の都市伝説として生まれた「バックルーム」を舞台に、最大6人で脱出を目指す協力型ホラーがこの作品だ。
ひとりでも、友人と肩を並べても遊べる設計で、計11のレベルはプロシージャル生成によって構築される。同じ道は二度と現れない。現時点では早期アクセスタイトルであり、コンテンツの完成度や安定性はまだ途上にある段階と考えておくべきだろう。
ビジュアルはリアル寄りの質感を採用しており、あのじっとりとした閉塞感を真面目に再現しようとしている姿勢は伝わってくる。ただし、早期アクセスというのは開発中という意味だ。今すぐ飛びつくより、アップデートの積み重なりを静かに見守る選択肢も十分にある。バックルームには、急いで踏み込む必要はない。
こんな人におすすめ
向いている人:友人と一緒にじわじわ追い詰められる体験を求めているなら、この作品は選択肢に入る。最大6人の協力プレイに対応し、プロシージャル生成による11のレベルが毎回違う迷宮を作り出す。Backroomsという題材のビジュアル的な不気味さを、誰かと共有しながら味わいたい人に向いている。
向かない人:ソロでじっくり恐怖と向き合いたい層には少し方向が違う。また、早期アクセスである点は正直に伝えておく必要がある。コンテンツの完成度や安定性に不満を感じやすい人、カジュアルなタグが示すとおりの作り込みの浅さが気になる人は、開発の進捗を見届けてから判断するほうが賢明だろう。
みんなの囁き
薄暗い廊下が延々と続くあの空間を、仲間と肩を並べて歩き抜ける体験として、本作は高く支持されている。特に複数人でのプレイが繰り返し言及されており、恐怖と笑いが同居するその独特の空気感こそが、評価の中心にある。敵の挙動や音響設計、ランダム生成によるマップの新鮮さも丁寧に作り込まれているという声が多く、Backroomsという題材への誠実な向き合い方を評価するユーザーも目立つ。
一方、現時点のステージ数の少なさへの不満は複数のレビューに共通しており、ボリューム不足は素直な弱点として認識されている。ソロプレイについては難易度が跳ね上がり、恐怖よりも理不尽さが先に立つという指摘もある。macOS版の動作不良や特定環境での起動問題も報告されており、環境を選ぶ側面もある。
アーリーアクセス作品として今後の拡張に期待を寄せる声が多く、現状に満足しつつも更新を待つという温度感が全体に漂っている。友人と遊ぶ環境があり、Backroomsの世界観に親しみがあるならば、正規リリースまで待ちながら様子を見るのも一つの選択だろう。