Steamホラーの底値を見張る、夜の価格番。

都市伝説解体センター

開発: Hakababunko / 発売: 2025年2月12日
都市伝説解体センター
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作品の素性

「呪物の回収」「事故物件の調査」——業務として記述されると、怪異はどこか事務的な輪郭を帯びる。本作はその温度差を丁寧に利用している。

主人公が所属する『都市伝説解体センター』は、呪いの箱、異界、怪異といった案件を淡々と受理し、処理する組織だ。相棒となるのは能力者の廻屋渉。超常的な力を持つ人物との協働という構図は珍しくないが、肝心なのは「都市伝説の正体」とその先にある「真実」という言葉の並びである。解明されるのか、それとも別の何かに差し替えられるのか——原文はそこを慎重に伏せている。

開発はHakababunko。ジャンルはアドベンチャー。語り口の静けさと題材の不穏さがどう噛み合うか、実際に触れて確かめるしかない作品だと感じる。価格と購入時期はページ上部の表示を参照してほしい。

こんな人におすすめ

向いている人:都市伝説や怪異譚の「裏側にある理屈」を掘り下げることに興味がある人に向いている。呪物・事故物件・異界といった題材を、オカルト的な恐怖として消費するのではなく、調査・回収という手続きを通じて解体していく構成は、「怖さの正体を知りたい」という知的好奇心を持つ読者と相性がいい。能力者の相棒との関係性を軸にした物語を楽しめる、アドベンチャー慣れした層にも届く作品だろう。

向かない人:アクションや謎解きパズルで遊びたい人、あるいはホラーにグロテスクな刺激や強い恐怖演出を求める人には合わない可能性がある。タグはアドベンチャーひとつで、ゲームプレイの幅は開発元の説明からも広くは見えない。テキストを読み進める静かな構成が中心と思われるため、操作の手応えや派手な演出を期待して手に取ると、肩透かしを感じるかもしれない。

みんなの囁き

非常に好評 88% レビュー 6,160件

評価が二極化しつつも全体としては好意的な支持を集めている作品だ。称賛の声はドット絵の完成度と音楽の質に集中しており、終盤に向かって収束していく物語構造や予想外の結末を評価する声も多い。ホラーが苦手な層からも「そこまで怖くない」という安堵の声が聞かれ、間口の広さを好意的に受け止めるユーザーが一定数いる。

一方で批判も根強い。最も多く挙げられるのはゲームシステムへの不満で、調査パートが一本道かつ冗長であり、推理要素が難易度・質ともに物足りないという指摘が繰り返される。「ゲームである必要がない」という言葉が複数のレビューに独立して現れているのは無視できない。SNS調査パートの単調さを苦痛と感じてクリアを断念した声もある。ストーリーの説得力やリアリティラインへの厳しい批判も散見される。

本格推理やゲーム的歯応えを求める向きには合わないかもしれない。ドット絵と物語の雰囲気を軸に楽しめるなら、セールや気が向いた折に手を伸ばして損はないだろう。

同じ闇を好むなら

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