Escape the Backrooms
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作品の素性
薄暗い蛍光灯の下、黄ばんだ壁が延々と続く。出口はどこにあるのか、あるいは本当に存在するのか——『Escape the Backrooms』は、そんな閉塞感を4人までの協力プレイで体験できる探索ホラーゲームだ。
プレイヤーたちは30を超えるレベルで構成されたバックルームを踏破しながら、エンティティをはじめとする様々な脅威をかわし、脱出を目指す。ひとりで抱えるには重すぎる恐怖も、仲間がいれば幾分か和らぐかもしれない。ただし、生き残れる保証はどこにもないと、ゲームそのものが告げている。
過剰な演出よりも、空間の不気味さと持続する緊張感を軸に据えた作りで、ホラーに慣れた人間でも油断しにくい構造になっている。協力プレイ前提のため、一緒に遊べる相手がいるかどうかを事前に確認しておきたい。気になるなら、セール時を静かに待つのも悪くない選択だ。
こんな人におすすめ
向いている人:バックルームというネット発の不気味な概念に惹かれていて、友人と声を掛け合いながら怯える体験を求めている人には、しっかりと刺さる作品です。30以上のレベルに各エンティティや危険が配置されており、協力探索としての骨格はきちんとある。ひとりでも遊べますが、2〜4人で進むほど恐怖と連帯感が増す設計です。
向かない人:ソロ・サイレントプレイで静かに浸りたい層、あるいはホラー演出よりも物語の厚みや明確な目的を求める層には物足りなく映る可能性があります。マルチプレイが主軸である以上、一緒に遊ぶ相手がいない状況では体験の質が下がります。また、インディータイトル特有のラフな作りを許容できない人も、無理に手を伸ばす必要はないでしょう。
みんなの囁き
薄暗い廊下を延々と歩かされるような、独特の閉塞感。バックルームというインターネット発祥の都市伝説を忠実に再現した本作は、ユーザーの九割に支持されている。
好評の声で目立つのは、複数のステージ構成とマルチエンディングによるボリューム感、そしてフレンドと遊ぶ際の盛り上がりだ。PS5とのクロスプレイに対応している点も評価されており、セール時の価格帯であれば費用対効果は十分と見る声が多い。エンティティとの遭遇は毎回緊張感があり、バックルームの雰囲気をよく体現しているという意見も複数見られた。
一方、不満点も隠せない。バグやスタックの多さ、マルチプレイ時の初期リスポーン分散、重い動作といった技術面の粗さは繰り返し指摘されている。謎解きの作りが単調に感じられるという声もあり、バックルームという題材への愛着がなければ途中で熱が冷めやすいようだ。
定価での購入をためらう意見も散見される。セールを静かに待つのが、この廊下との正しい向き合い方かもしれない。