Content Warning
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作品の素性
暗がりの中で、カメラを回す。レンズの向こうには、おかしな何かに怯えながらも奇妙な行動を続ける友人の姿がある。目的はただひとつ——その映像をSpöökTubeに投稿し、バズらせること。
『Content Warning』は、そんな少し間の抜けた、しかしどこか薄ら寒い前提を持つ協力型アドベンチャーだ。開発元はZorro。アクションとインディーの気配を帯びながら、作品全体には奇妙な軽さと不穏さが同居している。
注意書きが一点だけある。「一人で行かないことを強くオススメする」——これは親切心から来た言葉なのか、それとも別の理由があるのか。開発者はその答えを明かしていない。
賑やかな友人と画面を囲める環境があるなら、頃合いを見て手に取るのも悪くはない。ただし、その状況が整わないうちは、無理に急ぐ必要もないだろう。カメラを向ける相手は、きちんと選んだほうがいい。
こんな人におすすめ
向いている人:友人たちと騒ぎながら怖い目に遭い、その様子をカメラに収めるという体験そのものに価値を見出せる人。ゲームの目的がバズることであり、プロセスの混乱や笑いと恐怖が混在する空気を楽しめるなら、複数人で遊ぶ夜の使い道として悪くない。
向かない人:一人でじっくり腰を据えてホラーと向き合いたい人には、構造的に向いていない。「一人で行かないことを強くオススメする」という言葉は注意書きではなく、ほぼ前提条件だ。ソロプレイを想定している、あるいは一緒に遊ぶ相手がいない状況では、このゲームが持つ体験の大半は成立しないと思っておいたほうがいい。
みんなの囁き
地下に潜り、怪物をカメラに収め、動画をアップロードしてバズを目指す。その一連の体験を友人と共有したときの熱量が、このゲームへの高評価を支えている。初見の怪物に遭遇した瞬間の絶叫、その映像を後から見返したときの笑い——そうした「記録する楽しさ」がフレンドと遊ぶ文脈で強く機能しており、クロスプレイ対応の拡充もその評価を後押ししている。
一方、繰り返しプレイへの耐性は低い。敵に慣れると緊張感が薄れ、リプレイ性の乏しさを指摘する声は少なくない。ソロでは攻略が困難な局面もあり、実質的に複数人前提のゲームと見るべきだろう。バグによってカメラの映像が取り出せない、長期データが消えるといった技術的な問題も一部で報告されている。また、ボイスチャットが機能しない環境があるという声もある。
一発ネタの側面は否定しがたいが、気の置けない仲間と初回を遊ぶ体験としての完成度は高い。単独で気軽に始める作品ではなく、一緒に騒げる相手がいるかどうかで評価が大きく変わる一本だ。