OMORI
価格の足跡
直近1年- 価格
- 過去最安
- セール
作品の素性
奇妙な世界がある。個性豊かな友達がいて、エネミーがいて、あなたはそこを探検する。それだけなら、よくある話だ。
だが、OMORIはそうではない。
OMOCAT, LLCが手がけたこの作品は、アドベンチャーとRPGの形をとりながら、静かにある問いを投げかけてくる。あなたが選んだ道は、あなた自身の運命を決める。そして——おそらく——他の誰かの運命も。
その「おそらく」という言葉が、ずっと引っかかる。
世界は明るく彩られているように見えることがある。友達は笑っているように見えることがある。しかし何かが、どこかが、ずれている。その感覚を言葉で説明するのは難しい。プレイした人間だけが知っている。
万人に勧めるものではない。心の静かな場所に触れることをためらう人は、今は距離を置いたほうがいい。逆に言えば、その覚悟があるなら、この作品はあなたを待っている。
こんな人におすすめ
向いている人:奇妙な世界観とキャラクターが織りなすRPGを、じっくり歩くように味わいたい人に向いています。選択によって運命が分岐するという構造は、取り返しのつかない何かを予感させながら進む体験を好む層と噛み合います。表層の可愛らしさの奥に不穏なものが潜んでいることを、あらかじめ受け入れられる人であれば、この世界は深く沈んでいけるでしょう。
向かない人:軽快なアクションや明快な恐怖演出を求めている人には合いません。タグにホラーは含まれておらず、本作の不安感は派手に主張するものではなく、静かにじわじわと積み重なる性質のものです。RPGとしての探索や戦闘を「楽しいゲーム」として消費したい人、あるいは曖昧な余韻や重い感触を好まない人は、途中で足が止まる可能性があります。
みんなの囁き
可愛らしい絵柄の裏に深い闇を潜ませた本作は、ストーリー・音楽・キャラクターの三点においてほぼ全方位から称賛を受けている。特にストーリーについては「序盤から漂う不穏さが徐々に形を成し、真相が明かされる終盤に感情が決壊する」という体験を多くのプレイヤーが共有しており、クリア後もしばらく引きずる余韻の強さを口にする声が目立つ。音楽も同様に高評価で、ゲームを離れてもなお記憶に結びついてくると語られる。
一方で、不満点として繰り返し挙げられるのは周回プレイの負担だ。エンディングの分岐が中盤に設けられているため、全結末を確認するには長いプレイを繰り返す必要があり、セーブスロットの少なさやエンカウント頻度の高さがその煩雑さに拍車をかけているという指摘が複数ある。ホラー強度については「精神的な恐怖が主体で、ビックリ系も慣れる範囲」という意見が多く、ホラーが苦手な層にも扉は開かれている。ただしジャンプスケアへの注意を促す声もあるため、極端に苦手な方は留意されたい。