Phasmophobia
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作品の素性
深夜、仲間と囁き合いながら廃屋へ踏み込む。それが『Phasmophobia』の始まりだ。
本作は最大4人でプレイするオンライン協力型の心理ホラーゲームである。プレイヤーたちはゴーストハンターとして現場に赴き、用意された各種調査機器を駆使しながら、霊的存在の証拠を可能な限り収集していく。銃も魔法もない。手元にあるのは機材と、仲間との静かな会話だけだ。
現在は早期アクセス版として提供されており、開発は継続中である。インディースタジオKinetic Gamesによる一人開発に近い体制であることは念頭に置いておきたい。未完成の部分や調整中の要素が残っている可能性は否定できない。
完成形を待ちたいのであれば、それも賢明な判断だ。ただ、暗闘の緊張感と仲間との息を潜めた連携を今すぐ体験したいというのであれば、現時点でも十分にその入口は開いている。焦らず、自分のタイミングで向き合ってほしい作品だ。
こんな人におすすめ
向いている人:オンラインで友人と協力しながら、じわじわと恐怖を積み上げていくタイプのゲームを求めている人に向いている。霊を追うのではなく証拠を集めるという地道な作業が、かえって不安感を持続させる。4人での会話と沈黙のコントラストを楽しめるなら、このゲームの静かな恐ろしさはよく刺さるはずだ。
向かない人:ソロプレイが主体の人、あるいは一緒に遊べる友人がいない環境には素直に向かない。早期アクセス作品であるため、未完成の部分や更新による変化を許容できない人も距離を置いたほうがいい。刺激の強い演出や明快なアクションを求めているなら、この作品の淡々とした調査進行は物足りなく感じるだろう。
みんなの囁き
幽霊の種類を推理しながら調査を進めるゲーム性が高く評価されており、難易度の幅広さやソロ・マルチ両方で楽しめる点、過度なジャンプスケアに頼らないじわじわとした恐怖演出を好む声が目立つ。慣れるにつれて調査・推理ゲームとしての奥深さが増すという意見も多く、リプレイ性の高さも支持されている。
一方、直近の大型アップデートへの不満が集中している。アイテム操作にモーションが追加されたことで動作にワンテンポの遅れが生じ、快適性が損なわれたという批判が複数見られる。バグの増加や一部インターフェースの改悪を指摘する声もあり、「改善前の状態に戻してほしい」という切実な訴えが散見される。ただし、開発側が批判を受け止め迅速に修正対応を行ったことを評価し、好意的に見直したレビュアーも存在する。
ゲームの根幹は今も魅力的だという意見が多数派ではあるが、アップデートの方向性への不信感が一部に根強く残っている状態だ。修正の続報を見定めてから購入を検討しても遅くはない。