仲間とともに「国造 ゆず」の魅力をPR
ゆずある「ゆうゆうな暮らし」を提案し続ける


私の実家は「国造ゆず」が栽培されている和気(わけ)。能美市(辰口地区)の中山間地域です。 |
![]() メンバーと一緒に能美市や周辺地域のイベントに積極的に参加。ゆずドリンクの試飲会も開催した。 |
「ゆうゆう倶楽部」は平成24年7月に発足。現在、会員は20名ほどです。国造柚子生産組合の方々と、私のような応援団で構成されています。会長はゆず生産者の河原省吾さんにお願いしました。理事、広報、販売促進などの役務があり、私は事務局と会計を担当しています。 |
![]() かわいいゆずの花。生産者のゆず畑にも何度も足を運ぶ。 |
発足して約1年半。メンバーと時間も労力も協力し合いながら、夢中で突っ走ってきました。中でも積極的に取り組んできたのは、ゆずを使ったオリジナル商品の開発と、PRのためのブース出展です。 |
![]() 「しあわせのゆずシロップ」は200ミリリットル(600円)と360ミリリットル(900円)。「ゆずかりんとう」は昨年の「ゆず料理コンテスト」の入賞作品を商品化したもの。能美市関連のイベントなどで販売している。 |
平成25年は地域のお祭りやイベントへの出展に加えて、自主事業を企画運営したこともあり、メンバーはフル回転の一年だったように思います。
「活動に何かが足りない」と気づいたときにひらめいたのが「ゆず大学」です。「何か」はうまく言えませんが、これまでの「ゆず教室」からステップアップして、さまざまな分野から、ゆずがある豊かな暮らしを紹介できるもの。当日は、栄養学や食育の先生にわかりやすくお話ししていただいたり、ワークショップでゆずリップクリームを作ったり、フィールドワークとして生産者の方に「国造ゆず」を収穫体験させていただいたり。賑やかな中、ゆずの魅力を楽しく学ぶイベントとなり、ゆずファンの拡大につながったと実感しています。 私たちは、情報発信が重要と考え、安価で操作も簡単なFacebook(フェイスブック)を活用しています。イベント案内や参加者の募集はもちろん、イベントの模様や日々の活動をパシッパシッ写真に撮って、リアルタイムで更新しています。一方で、Facebookだけでは伝わりにくい部分をカバーするため、地域の「朝活」に参加。ゆずにからめた企画も好評です。ここでは、参加者の表情を見ながら、イベント告知や活動紹介を行っています。 新聞やテレビやラジオなど、マスコミ関係の方々も興味をもって紹介してくださって、参加したイベントも含めて、延べ2,000人くらいの方と知り合うことができました。参加者の方が知人を誘って、次のイベントに来てくださるなど、イベントを開催するたびに人のネットワークが広がっています。 応援してくださるみなさんや口コミのおかげで、今年の「国造柚子まつり」では、用意したゆず1.5トンを完売!「国造ゆず」史上空前の売り上げを記録しました。生産組合のみなさんも、一年間の苦労が報われたとニコニコ顔です。ゆうゆう倶楽部のメンバーも充実感の中、「自分たちの活動がいろいろな形になって、みなさんの役に立ったことが嬉しい!」と活気づいています。 |
![]() 昨年に続いて行われた「ゆず料理コンテスト」。今年(平成25年)はおかず部門とスイーツ&ドリンク部門の2部門。計40作品の応募があった。表彰式では、受賞者もギャラリーもみなさん笑顔。(写真は最優秀作品。) ![]() ゆずを多面的に学ぶ「ゆず大学」では、毎日の暮らしに生かせるヒントがたくさん。ランチタイムは、メンバー手づくりの「能美の里山ゆずづくし弁当」で盛り上がった。 ![]() 新鮮な情報がリアルタイムに届き、口コミのような効果を発揮するFacebook(フェイスブック)に価値を見い出したと語る。今後、パソコンを使わない人向けの情報発信にも取り組んでいく予定だ。 |
今はできるだけ早く、果汁を絞った後に残る果皮を利活用して、商品化して販売する仕組みを作りたいと考えています。また、辰口地区で養蜂に挑戦している森一成さんと出会ったことで、近い将来「里山はちみつ」とのコラボ企画が実現しそうです。 |