平成26年3月の定期公演は、
秋常山古墳が題材の歴史ロマン「あきつね」


私の生まれ故郷は東北の山形。「花笠音頭」の発祥地といわれる尾花沢市(おばなざわし)です。近くには「おしん」の舞台になった最上川(もがみがわ)が流れ、その川を伝ってさまざまな文化が運ばれて来ました。最上川のお陰で「ひと・もの・文化」が交流し、私たちの暮らしに豊かな恩恵を与えてくれました。 |
![]() 個性派が揃う!タント演劇学校のメンバー。 |
15年前、地域の公民館長になったことから、郷土芸能に興味のある公民館や団体が発起人となり、郷土芸能保存会を立ち上げました。最初は5団体から出発。太鼓演奏、獅子舞演舞、民謡(舞踊)なども加わって、今では15団体が所属しています。 タント演劇学校は平成10年8月に開校しました。石川県では能登演劇堂(能登)、金沢市民芸術村(金沢)、能美市根上総合文化会館タント(加賀)の三つのエリアに拠点を設けて、芸術文化活動を推進しています。タントもその一つです。 |
![]() ![]() 福岡じょんがら保存会。小さな子どもから70歳代までが盆踊りに参加する。 ![]() 中庄虫送り太鼓保存会。太鼓、笛、鐘、竹が鳴り響く中、豊作を祈願し、田んぼの虫を追い払う。 |
どの作品も、演者同士で相手との台詞のキャッチボールをしながら演じなければなりません。コメディは特に難しいですね。同じコント、コンビでも違う。また、顔は泣いているけれども、体が泣いていない。口で言った表現でなく、観客の心にきちんと届けることが表現者として最も大切なことです。届けることが感動につながるのです。 |
私は長年、日本舞踊や民謡を習っています。所属する舞踊集団「菊の会」では長唄・小唄・地謡を学んでいます。職業と人々の生活をリアルに表現するために所作を徹底的に研究します。また、何を踊っているかがわかり、観客の心に届くようにするには、自然体で表現しなければなりません。そのため今は蝙蝠(こうもり)や七福神の踊りを修業中です。 |
![]() 「わがマチ」のリメイク作品を演じた福岡小学校の子どもたち。タント演劇学校では小学生を対象にしたタント演劇講座を開催している。 |
定期公演が迫っている今(平成26年2月)は稽古も大詰めです。普段は週1回ですが、今は週2回。公演には総勢25名の劇団員が出演します。 |
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